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DAWN-DUSK 第1章 創始の朝 seen1 星明

DAWN-DUSK 第1章 創始の朝 seen1 星明〈神〉は彼に向かって言った。

「お前は獣の中で呪われた存在となった。生涯這い廻り、塵を喰らう存在に」

―創世記



「う・・・ん」

まどろんだ意識がだんだんとはっきりしてくる。

ガタンッ・・・ガタンッ・・・。

座っている場所が揺れている。

(そうか・・・)

俺は今、牛車の檻の中にいることを思い出した。

格子の中から外を見ると空はまだ薄暗く、星々は明るく煌いている。

(くそ・・・)

心の中で歯噛みをする。

体を動かすと痛みが走った。見ると所々にアザができている。

(俺としたことが奴隷商人に捕まるなんて・・・)

俺は周りを見回し、他に2人檻の中にいることに気がついた。

1人は俺が捕まった時にはすでに檻の中にいた10歳前後の男の子だ。

俺がこの檻の中に入ったばかりの時は泣いていたが今は泣きつかれたのか寝息を立てて眠っている。

もう1人は俺が寝ている間に捕まったらしい。フードを被っていて顔はわからない。小刻みに震えて怯えているみたいだ。

(何か・・・何か手はないか・・・)

そう思いながら鉄でできた檻の格子を握って、力を加えた。

びくともしない。

これじゃあ中にいる二人の力を借りても壊せないだろう。



「くそっ、たったの3人か。ついてねえな・・・」

突然声が聞こえた。

俺を捕まえた男の声だ。

「これだけじゃあ頼まれいた数に全然足りねぇ・・・仕方ない。これだけでも〈司祭〉の所に持っていくか...」

〈司祭〉という言葉を聴いたとき、血の気が引いた。



ただの奴隷として売られて、使われるのはまだマシだ。

少なくともしばらくの間は生きていられる。

しかし、〈司祭〉のいる所に売られるとなると命が確実に失われる。

(俺たちは生贄として〈神〉に捧げられるんだ・・・!)

その恐怖で頭の中が一瞬で真っ白になった。



その時。
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