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DAWN-DUSK 第1章 創始の朝 seen2 憤怒

DAWN-DUSK 第1章 創始の朝 seen2 憤怒「ウゴォォォッ!!!」

俺たちを運ぶ牛車のすぐそばからケダモノのような叫び声が聞こえた。

「うわっ、うわぁぁっ!!」

商人の悲鳴。

グラッ。

視界が揺れた。

ズシャァァァ!!!

衝撃。

「ぐっ・・・」

全身に苦痛が走り、俺は顔をしかめた。

「うわぁぁぁん」

眠っていた少年が衝撃で目を覚まし、泣き出した。

(何が・・・起きたんだ!?)

ここからじゃあ商人がいる前が何も見えない。

俺は格子に顔をつけその間から前を見た。

外を見ると、死体となった牛が血だらけになり地に伏していた。

(死んでる・・・)

その横に暴れている複数の人影があった。

いや、あれは人じゃない・・・!



人のような形はしているが違う。

朱色に染まった体。

怒りに満ちた両目。

もっとも有り得ないのが頭に生えている2本の角。

手には血に染まった棍棒を持っていて、死体となった牛を未だ殴り続けている。

話に聞いたことがある。

あれは確か〈憤怒(ラス)〉と呼ばれる悪魔だ。



「うわぁぁぁ!!」

商人が剣を持って、1体の〈憤怒〉に切りかかった。

〈憤怒〉は避けようとせずその刃を受けた。

怯みもせず手に持っていた棍棒で商人の頭を殴りつけた。

ゴキッ。

嫌な音がして商人がその場で倒れた。

商人の首が有り得ない方向に曲がっていて、血が口から出ている。

その目にはもう生気は失われていた。



5、6体ほどの〈憤怒〉が商人の死体を囲んだ。

グチャッグチャッ。

陰になって見えないが死体を棍棒で殴り続けているのだろう。



しばらくしたら、気が済んだのか〈憤怒〉はピタリと殴るのを止めその場を離れた。

商人の死体があった場所には真っ赤な丸いミートボールができていた。
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