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DAWN-DUSK 第1章 創始の朝 seen6 創始

DAWN-DUSK 第1章 創始の朝 seen6 創始俺はヒグレと共に街と街を繋ぐ街道を歩いている。

道と言ってもほとんど手入れのされていないぼこぼこの道だ。



「俺は元々ある目的で旅をしていた」

ヒグレが俺のことを執拗に訊いてきたので仕方なく話し始めた。

「ある目的?」

ヒグレは興味深そうに俺の顔を覗いて訊いてきた。

「・・・」

俺は言っても馬鹿にされるか非難されると思い、言うのを思いとどまった。

「どうしたの?」

そう言ったヒグレの目は真っ直ぐで俺は何故かその目を信じれる気がした。

「俺の旅の目的は・・・全知全能の〈神〉を探すことだ」

ヒグレの目は一瞬見開いたがすぐに元の真っ直ぐな目に戻った。

「そうなの・・・。私もその旅に付き合ってもいい?」

「へ・・・?」

俺は驚いて思わず間の抜けた声が出た。

「本気・・・か?もともと住んでいた場所に戻りたいとか思わないのかよ?」

俺は頭を横に振り、気を取り直して言った。

「私は貧しい村に住んでいたんだけれど、親に売られちゃったの。だから・・・全然思わないわ」

凄いことを笑いながら言ったので、俺はつられて苦笑いをした。

「ああ、いいよ」

俺は断る理由がないと思いうなずいて。言った

その言葉を聞いてヒグレの表情は更に明るくなった。



その時、突然道の脇にある岩陰から小さな何かが俺に向かって飛び出した。

俺は反射的に避けて、それは俺の後ろで着地した。

振り向いてそれを見ると鼠のような小動物だった。

しかしそれは鼠のように可愛らしい獣ではなく、本来顔が所には不自然な形で人の顔が苦悶の表情でくっついている。

「〈嫉妬(エンヴィ)〉・・・!?」

俺はその獣が〈悪魔〉であることを瞬時に理解した。

〈嫉妬〉が再び飛び掛ろうと身を低くした。

俺は本能的に右手を〈嫉妬〉に向かって突き出した。

魔法陣が描かれだし、完成すると輝きだした。

「〈ヒュブリス〉!」

俺はその中にあるものの名を呼び、取り出した。

光輝く剣〈ヒュブリス〉が俺の右手に握られた。

この時俺は高揚感はあったものの、体が勝手に動くことはなかった。

〈嫉妬〉が飛び掛ってくる。

そう直感した俺は〈嫉妬〉の飛び掛ってくるであろう射線に〈ヒュブリス〉を振った。

シュッ。

「タスケテ・・・」

〈嫉妬〉の苦悶に満ちた人の表情が呟き消滅した。



〈ヒュブリス〉は俺が戻れと念じるとで光の粒子となり、消えていった。

ヒグレは俺の横で呆然としていて、何があったか理解できていない様子だった。


―それが始まりが創りだされた創始の朝だった。
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